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櫓門
櫓門と呼ばれる物見櫓や武器庫などを設置した門を指します。主に城郭内部の出入り口として設けられ、敵の侵入を防ぐとともに、櫓からの攻撃手段も兼ね備えた防御性の高い門として知られています。 櫓門の起源は、室町時代後期まで遡ります。戦国時代になる... -
高麗門
高麗門は日本の城や寺院建築に用いられる門の形式の一つです。 鏡柱を本柱の背後に立てて切妻屋根をかけたもので、城郭の外門などに多く見られます。 高麗門は、文禄・慶長の役が行われた1592年から1598年の間に造られ始めた城門である薬医門の構造を簡略... -
天下普請
普請とは、主に建築や土木に関する工事、特に公共工事や大規模な修繕工事を指す日本語の用語です。この言葉は、特定の建物、橋、道路、堤防などの建設や修理を行うことを意味し、古くから使われてきました。また、集団で協力して行うことから、地域社会の... -
薬研堀
日本の城郭において堀を築く際に用いられる形状の一つで、堀の断面がV字型になっている堀を指します。薬研とは薬草をすりつぶす道具を薬研といい、堀の形が薬研に似ていることから薬研堀と呼ばれています。 薬研堀の特徴は、堀が非常に深く、かつ狭いため... -
打込接
日本の城郭において石垣を積み上げる工法の一つ。石材を加工し、隙間を少なくしたものを指します。石材と石材間の隙間には間詰石と呼ばれる石材を補填して崩落を防いでいます。 戦国時代後期から江戸時代初期にかけて発達しました。この技法では、石の表面... -
野面積
日本の城郭において石垣を積み上げる工法の一つで、自然石を加工せずにそのまま積み上げるのが特徴です。 -
算木積
石垣の積み方の一つ。石垣の角の部分に使われる技法で、長方形に加工された石の長辺と短辺が交互に積み上げられることで、強度を高めている積み方で、下記のような特徴があります。 石材は長方形に加工され、長辺と短辺が交互に積み上げる 長辺と短辺の比... -
復元天守
過去に存在したが何らかの理由で失われた天守を、史料や遺構などを基にして元の姿や構造に可能な限り忠実に再建したものをいいます。復元作業には、歴史的な調査や研究が伴い、可能な限り正確な復元を目指しますが、現代の技術や材料を用いることもありま... -
復興天守
「復興天守」とは、かつて存在したが、戦争、自然災害、あるいは老朽化などで失われた天守を、後世になってから再建したものをいいます。 復興天守は、元の天守の設計を基に建てられることが多く、歴史的な価値や文化的な意義を現代に伝える目的で建造され... -
馬出
馬出の前に造られた小さな曲輪です。周囲を堀が囲み、左右に出入り口がありました。 以下のような役割を担っていました。 出撃拠点として:城内の兵士が迅速に出撃するための道と場所を提供し、城内にいる味方の兵からの援護を期待できました。 防御施設と...